解約返戻金の活用

解約した時に受け取るお金

解約返戻金とは、解約した時に戻ってくるお金のこと

そして、貯蓄型の生命保険に、貯まっているお金のこと

この解約返戻金は、途中で利用可能範囲内であれば、緊急資金として使うことも出来ます

保障は不要だから資金として利用したい

通常の解約となりますので、保障がなくなる代わりに解約返戻金を受取れます

契約期間にもよりますが、契約から年数が間もない場合は、解約控除が大きく、解約返戻金が目減りしてしまうケースも有ります

あるいは、金利の良いものであれば、支払った金額よりも増えている可能性もあります

2016年現在の日本の金利では難しいですが、外貨建てなどの保険であれば可能性が有るかもしれません

保障は、そのままで利用したい場合

解約返戻金を利用すると、もちろん、利用した分の保障額は減ってしまいます

普通に考えると当然のことです

ただし保障を元に戻すことは、可能です

解約返戻金を利用する事は、保険会社からお金を借りるという事になります。

わかりやすいように、上記のように記載しましたが、

実際は、貯蓄型の生命保険の中に貯まっているお金を担保にお金を借りているのです

例えば、100万円貯まっているから、80万円までは、お貸し出来ます。と言ったイメージです

「生命保険としての保障をそのままに」なので、お金を借りるという事になります

もちろん、所定の利息が掛かりますが、お金を返せば保障はそのままです

返さなければ、解約返戻金で借りた分が相殺され、保障も無くなります

活用方法

震災時の資金としての活用

日本でも大震災が多く見られる昨今ですが、大きな地震で壊滅的な被害を受けた時にも、生命保険が役に立つ事があります

これこそ、解約返戻金です

生命保険としての保障はなくなりますが、天災などで困難な時は、将来よりも「現在」を、どう乗り越えるかが重要です

ましてや、火災保険は加入していても、地震保険に加入していない方もいらっしゃるでしょう

そんな時に、これまで生命保険の中に蓄えてきた資金を使うことが可能なのです。

解約返戻金の一部を使い、保険を継続させることも可能ですし

解約して全てを「現在」のために、利用することも可能です

生命保険の貯蓄型の威力を発揮するのが、こういうケースです

生きるための保障と言うのは、本当ですね

緊急時の資金として使いましょう

生命保険の解約返戻金を利用するのは、あくまで緊急時の資金として考えましょう

大切な保障よりも、「今現在」、資金が必要なときのために

生命保険は将来、困ったときの備えです

ただむやみに利用すると、必要な保障すら失ってしまいます

生命保険は、本来の保障だけでなく、解約返戻金さえも困ったときに活用できるのです

大切にしたいですね

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