貯蓄性の有無
貯蓄型生命保険
生命保険には、貯蓄性の有るものと無いものがあります
支払うお金が少しでも戻ってくると嬉しいものですが、はたして貯蓄性は有る方が良いのか
貯蓄性が有るとはいえ、生命保険です
もし、生きるための保障であれば、貯蓄性のある生命保険が良いでしょう
逆に、本来の意味合いである、万一時の保障であれば、貯蓄性など不要でしょう
これを、念頭に貯蓄性の有無、または、その必要性を決めて欲しいと思います
どちらが良いかは、あなた次第です
それぞれ個人、家族などの考え方があるでしょう
貯蓄型が良いとは限らない
支払うお金が少しでも戻ってくると嬉しいものです
しかし、お金が戻ってくるからと言って、貯蓄型が良いとは限らない
なぜなら…
支払いの問題
掛け金自体が高くなる
そのため、他の支払いなど、生活での支出が多くなると、掛け金が支払いが困難になります
支出を抑えるには、生命保険の掛け金を抑えると言ケースが多いでしょう
必要性を感じないものを削るのが本心でしょう
掛け金が少し高いだけでも、途中で解約する可能性が高くなります
必要性の問題
生命保険としての保障の役割が意味を成さない
貯蓄性だけで契約すると、生命保険としての役割を果たさない事があります
元々、生命保険として保障を期待せず、貯蓄性を目的に生命保険の契約をしているのであれば問題ありません
費用対効果
万一時の保障に対する掛け金との兼合い
掛け金が高い分、もし万一があった場合は、貯蓄性のない生命保険と比較すると、掛け金をたくさん支払って保険金を受け取ることになります
生命保険の費用対効果
例えば、
貯蓄性有りの生命保険の掛け金が月々10,000円、無しが月々3,000円としましょう
死亡保険金額がどちらも 1000万円であれば、貯蓄性無しのほうが保障としての効果は高いでしょう
ひと月で、掛け金に 7,000円、 10年なら 84万円 の差が出てくることになります
例えばの話なので、実際の数値は違ってきますが、支払う金額に差は出るのは確かでしょう
生きていれば、この差は問題ありません
これは、各々の契約内容によりますが、貯蓄型なのであれば、この差の分に近い金額もしくは、一部が戻ってくるお金にになるでしょう
万一があった場合は、大きな差になります
上記の例であれば、10年後に被保険者が亡くなってしまった場合を考えると、支払いに 数十万円もの差がでてしまうのです
受け取る死亡保険金の金額は同じです
生きる保障なのか、万一の保障なのかで大きく違ってきます
結局どちらが良いのか
つまりのところは、各々の考え方になります
準備したいものは、生きるための保障なのか、万一のための保障なのか
ひとつだけ言えるとすれば、生命保険は、万一の保障の準備だということです
ただ、貯蓄型生命保険商品を、資産運用として利用されるのは、他の金融機関よりも貯蓄性が高い商品がある、保障と併せて準備できるところでしょう
貯蓄は、生命保険商品以外でも出来ます
銀行などの金融機関を利用する事も、証券会社などを利用する事も出来ます
結局は、「もしも」に備えて、お金を準備する方法でしか無いのです
現金でも、銀行預金でも、不動産でも、方法は各々のやり方で良いとおもいます
その「もしも」が「被保険者の万が一」なら、生命保険が一番効果的で最適な方法なのです
この事を加味した上で、生命保険を契約しましょう